「起業」と似た他の言葉との違いは
起業や開業って同じような意味だと思ってがちですが、厳密には違います。
まずは言葉の意味を知っていきましょう。
起業とは・・・
起業とは「新しく事業を起こす」という意味です。この場合、個人事業主や株式会社などの事業形態は関係ありません。
起業に似た言葉として「創業」「開業」や「独立」なども使われますが、厳密には意味や使われるケースが違います。
創業とは・・・
創業とは基本的に起業と同じ意味で使われる言葉ですが、実際に使われるシーンは過去の出来事に限られます。
つまり過去の時間を指して「2011年創業」という言い方はしても、将来を示して「20XX年創業」という言い方はしないということです。
創業の場合も起業と同じく、法人格のあるなしには関係ありません。
開業とは・・・
開業も新しく事業を始める場合を表しています。しかし使われるケースが少し違い、個人事業の場合に多く使われるようです。
個人事業主としてやフリーランスとして事業を始める場合に「開業届」を税務署に提出することからそう呼ばれるようです。
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独立とは
起業と似た意味で「独立」という時は、勤めていた会社を辞めて新しく自分で事業を作るという時が多いです。
この場合は新しく始めるビジネスがそれまで勤めていた会社の事業内容と同じ・類似の場合が多くなります。
起業の現実を知ろう
起業するのは簡単になった
「全国新設法人動向」調査によると、2008年に約10万件だった法人企業数は2018年に約13万件となり増加しています。ピークは2017年ですが以降も多くの法人が設立されています。

法人が多く設立されている背景には、2006年に施行された新会社法があります。
それまでは有限会社で300万円、株式会社で1,000万円の最低資本金の金額が決められていましたが、新会社法ではこれらの規定が撤廃され、1円の資本金から会社を設立することが可能になりました。
9割が起業から10年以内に倒産の現実
しかし、起業する人が増える一方で、年間で8,000件以上の法人が倒産や何らかの理由で廃業しています。近年ではコロナ禍で、さらに件数は増えているでしょう。
また法人化していない個人事業主に至っては、起業後1年で37.7%が廃業、10年後まで残れるのはたった1割と言われています。
起業自体が簡単になったとしても、事業を継続することは難しいという現実を理解しておくことは必要です。
起業することは簡単だが費用がかかる
「起業したい!」と思ったら個人事業主として税務署に「開業届」を提出するのが一番簡単な方法です。
株式会社の設立については、法人登記のための諸費用等で20万円程度かかります。資本金は1円でもOK
また、法人格を維持するためには法人税など毎年負担する税金が出てきます。
赤字でも支払わなければいけない税金もあるので、起業した後の費用のことも考えておく必要があるのです。
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あなたは起業に向く人?
起業に向く人
- 素直な人…失敗した時「自分が悪かった」と素直に思える人は、その場で修正し考えるので、成長が早いです。
- 行動力がある人…「とにかくやってみる」という精神や行動力があると、何事もスピード感が増します。経営には迅速な決断も必要なので、行動力がある人は企業に向いています。
- 専門的スキルがある…その分野での専門的なスキルや知識は、他の方よりレスポンスが早く、信頼が高いです。質も高くなるので、経験というのは非常に大きな武器となります。
起業に向かない人
- 慎重な人…問題が起こった際、考えすぎてしまう人は動けなくなってしまいます。
- 感情的な人…経営者には冷静さが必要です。会社は組織で動くので、感情的になると関係がうまく築けません。
- お金にだらしない人…普段の自分のお金の管理ができなければ、当然会社経営には向きません。浪費が多くなるだけなので、自分のお金の管理は大丈夫か見直しましょう。
もし、起業に向かない人の分類をされてしまっても、心配いりません。今から意識して行動していけばあなたも起業に向く人へと変われるでしょう。
何を意識すればよいのか…
一番良いのは『本』を読むことです。自己啓発的なものや、経営スキルを学びながらモチベーションを高めてくれるような本がおススメです。
起業する前に考えておくべきこととは?

起業とは、「起業」すること自体がが目的ではありません。
安定した利益を出し、雇用を創出するなど、社会に貢献できている事業活動をしていかなければなりません。
何度も記載しておりますが、そのためには事前準備が必要ですね!
起業の目的を考える
起業をする際には、
- どうして起業する必要があるのか
- このビジネスを通して何を実現したいのか
- 事業を通してどんな自分になっていきたいのか
などを考え、辛い時でも立ちかえれるような信念を築くことが重要です。
ビジネスの内容と計画を決める
起業する目的が定まったら、その目的を達成するための具体的な内容を考えましょう。
最初は起業してすぐには思った通りの収益を出すのは難しいでしょう。
様々なシミュレーション行い、最悪な場合も想定して準備していくことが大切です。
ビジネスのターゲットを定める
お客さんがいなければビジネスとして成り立ちませんので、どの層をターゲットにするのかは明確にしておくことで、ビジネスの方向性が定まるでしょう。
例えば、
- 自宅でできる女性向けワークビジネス紹介
- 脱毛したことない男性向け
- エンジニアを目指す高校生向け
など、どの客層に売りたいのか、ビジネスのターゲットを絞ることで、既存のビジネスとの差別化にもつながります。
起業するなら知っておくべき知識
するする上で必要不可欠な知識は、「会計の知識」と「マーケティングの知識」です。
会計の基礎知識
起業後、事業を継続的に続けるためには、売上を上げて利益を出さなければなりません。会社の経営戦略を決める際、正しい判断をするためには「会計に関する知識」が必要になります。
これは一般に会計と言ってイメージされる、税理士や会計士などが行う「財務会計」とは別のものですが、決算書が読めなければ自社の財務状況を理解することもできません。
今は書類作成は経理担当者や税理士などの専門家や、アプリ等に任せることができますので、最低限理解できればOKです。

↑今はこんなの便利なものがありますね!
マーケティングの知識
同じ商品を売っているのに、成果に大きな差が出るというのはよくあることです。
立地や人の問題等、なぜ売れたのか、なぜ売れないのかをマーケティングしていくことも大切です。
- お客さんに求められる商品・サービスを作り
- お客さんにその情報を正しく届け
- お客さんが価値を効果的に得られるように働きかける
情報にあふれ、会社も多く競合も多い中では、マーケティングをしっかりと理解し実践していくことで、求められるサービスを提供でき、利益を出していけるでしょう。
マーケティングには様々な手法があるので難しいですが、基礎となる考え方は学んでおきましょう。
起業を考えている方へ
起業はしやすくなってい反面、リスクがつきものです。しっかりと収益を上げられる準備とマインドが必要です。
しかし、恐れてばかりで行動しなければ何も変わりません。
あなたのアイデア、あなたの行動で、他の人が豊かになるかもしれません。自分も豊かになるためには、ぜひ行動していきましょう。